心を護る訪問看護ステーション

ACPとは

ACP(アドバンスド・ケア・プランニング)=⼈⽣会議

『⾃らが望む⼈⽣の最終段階における医療・ケアについて、前もって考え、医療・ケアチーム等と繰り返し話し合い共有する取組』(厚⽣労働省)

どのように生活し、どのように最後を迎えたいかを考え、家族や医療者などと共有することです。


ACPを⾏わないとどうなるか

普段から延命治療はしたくないと思っていたが家族とはっきり話したことはなかった。→緊急⼊院の際に意思疎通ができず⼈⼯呼吸器管理→⻑期⼊院

最後まで⼝から⾷べたい→誤嚥性肺炎により胃ろう挿⼊→寝たきり⽣活あくまでも⼀例であり、治療⾃体を否定してはいません。 問題なのは望まぬ治療、よくわからないまま治療を受けていることだと思います。

ご⾃分の思うような⼈⽣を納得した上で送るために⽇頃から近しい⼈と話し合いをしていきましょう。


もしバナカードとは

・いろいろな使⽤⽅法がありますが、4⼈で⾏うものを採⽤しております。利⽤者さんと家族で⾏ってもらい、⼈数が⾜りなければ看護師が⼊ります。

・場にあるカードを参加者がそれぞれ⾃分の気持ちに近いものを取り合い、最終的に5枚選びなぜその5枚なのかを説明していきます。

・何が⼤事で、それはなぜかを⾔語化することにより、⾃分の思いを認識したり、そのことを家族と共有することができます。

・ACP、⼈⽣会議の前段階として考えております

*もしバナカードの相談だけでもお気軽にご相談ください。


予防という考え⽅

多くの⽅は介護が必要、サービスが必要となってから訪問看護を導⼊するというイメージを持っていると思います。 しかし、そういう問題が起きてからの導⼊では問題の対処に時間を取られてしまい、予備⼒の増進にはなかなか繋がらなくなってしまいます。 フレイルという⾔葉をご存知でしょうか。

フレイルとは

体⼒の低下により運動、外出機会の減少、⾷欲の低下、体⼒の低下と悪循環が続いてしまいます。

また、多くの病気は⼀度悪化してしまうと再発する可能性があるものも多く、⽣活に⽀障や制限をきたしてしまいますある程度健康な時から、 病気の予防や⽣活習慣の⾒直しにより健康に⽣き⽣きとした⽣活を過ごせる時間を増やしていく関わりが今後必要になってきます。

⼼護では、その⽀援をしていきたいと考えています。